お子様にとって最善の治療法を考え、適切な時期に矯正治療をはじめていきます。
保護者の方に詳しくご説明し、ご納得いただいてから治療を開始するのはもちろんのこと、お子様自身の気持ちも尊重して治療を進めます。
悪い歯並び・悪い噛み合わせは、周囲の方がぱっと見てわかるものだけではありません。
お子様の様子をみて、次のような症状がある場合には、歯並びが悪くなっている、もしくは歯並びが悪くなる可能性があるので、注意が必要です。
テレビを見ている時やゲームをしている時などに、お口がポカンと開けたままになっていることはありませんか?
お口の周りの筋肉が十分に発達していないことが考えられます。舌癖や口呼吸の癖がある可能性があります。また、鼻炎などの耳鼻咽喉科の疾患があるかもしれません。
「お口ポカン」の症状は、歯並びに影響します。既に歯並びが悪く、口がうまく閉じない可能性もありますので、早めにご相談ください。
鼻炎などで常に鼻詰まりがある場合には、口呼吸をしている可能性があります。
正常な呼吸は、鼻で行う鼻呼吸です。口呼吸が癖になっていると歯並びに影響します。
耳鼻咽喉科での受診が必要かもしれません。
口臭の原因は様々です。口の中に原因がある場合、口以外に原因があるものに分けられます。
口の中の原因には、不十分な歯みがきや虫歯、口の乾燥などが挙げられます。口が乾燥するのには、口呼吸や歯並びの乱れ、よく噛まないことなどが挙げられます。口の中に何らかしらの問題がある可能性がありますので、早めに歯科医院にご相談ください。
口以外の原因には、風邪・アレルギー・副鼻腔炎・胃腸の不調、またその他の病気などが考えられます。身体の不調に思い当たることがある場合には、必要な科を受診するようにしましょう。
いびきや歯ぎしりがある場合も歯並びに影響する可能性があります。いびきの原因は気道が狭くなっていることにあります。
先天的なものである可能性もありますが、顎の成長が不十分で顎や舌の筋肉が発達しにくく、舌が後方に位置していることで、気道が狭くなっている可能性もあります。
歯並びとの影響も大きいため、早めにご相談ください。
ただし、歯がすり減る・欠けるなどの悪影響がある強い歯ぎしりは、一度受診をして、口内の状態を診察した方が良いかもしれません。
歯並びが悪くなっていることによる歯ぎしりもあるので、気になる場合には受診をお勧めします。
当院では、お子様が安心して受けられる矯正治療、また保護者の方もよく納得して治療を進められる矯正治療を行っています。
当院では、治療全般において、痛みに配慮した治療を行っています。
矯正治療でも痛みが出る可能性が高いケースには、レーザーを照射して痛みを軽減される処置を行うことがあります。
患者様に寄り添った説明を心がけています。矯正治療を希望する患者様には、デジタル資料をもとに、現在の状態から治療のゴールまでをシミュレーションし、見ていただくことが可能です。
治療中の方には、治療の経過を資料化して、最初の状態と現時点の状態変化を可視化して確認できるようにしており、患者さんが継続して治療を取り組みやすいように寄り添っています。
キャディアックスという、コンピューターで下顎の動きを3次元で分析する機械を導入しています。患者さんのデータを採取し、どの方向に何ミリずれているのかが分かるようになるので、的確な診断が可能・治療計画の立案が可能です。
見た目だけでなく、噛み合わせ等の機能面も重視しており、将来的に病気になりにくい身体を目指せるようにしています。
一般的に歯が並ぶスペースが足りない症例では、抜歯をして矯正治療を行うことが多いですが、当院では、なるべく抜歯をせずに咬み合わせを重視して顎のズレが起こりにくい矯正を行っています。
歯並びが悪くなる原因は、大きく分けて2パターンあります。
遺伝などの先天的なものと習慣や癖などの後天的なものです。
歯並びは、歯や顎の大きさなど骨格的な影響を受けます。歯並びが直接遺伝するわけではありませんが、骨の形や大きさが遺伝することで、歯並びが両親と似ることがあります。
そして、習慣や癖などの後天的なものが大きく影響します。歯並びに悪影響を与える習慣や癖は次のものがあります。
など
小児矯正には、いくつかのパターンがあります。取り扱っている矯正方法・装置の特徴を紹介します。
取り外しが可能なプレートとワイヤーでできた装置を使って、歯並びを整える方法です。
主に顎の成長時期(乳臼歯が残っている時期)の子どもが対象になります。顎の発育を促しながら、永久歯が適切に並ぶための土台づくりをします。
永久歯列に行われる矯正治療です。
乳歯から永久歯に生え変わったら、大人と同様のワイヤー矯正が可能になります。
歯にブラケットという装置を装着し、そこにワイヤーを通して力をかけ、歯を適切な場所に移動させます。
口の周りの筋肉のバランスを整え、口呼吸や舌癖を改善し、歯並びが乱れる原因を取り除き、矯正治療を成功させるための環境を整える治療です。
他の矯正治療と組み合わせて行われることがあります。
子供の矯正は、一概に「開始は何歳から」と断定することはできません。
歯が生え始める時期・乳歯から永久歯に生え変わる時期・顎の成長スピードが一人ひとり違うためです。
子供の矯正治療は、治療の時期によって1期治療と2期治療に分けられます。
顎の成長途上である、乳歯から永久歯の生え変わり時期に、永久歯を並べるための土台作りをする治療です。
上下とも6歳臼歯と言われる第1大臼歯が萌出し、噛み合う頃が、適切な治療開始時期になります。
本格的な2期治療と比較して安価になります。
全ての歯が永久歯に生え変わってから行われる治療です。大人に行われる矯正治療と同様の治療になります。
歯の位置を適切な位置に動かし、歯並びと噛み合わせを整えていきます。
子どもに多い歯並びの悩みを紹介します。
乱杭歯とも言われ、歯並びが重なったり、ガタガタになったりしている状態です。
主に、顎の大きさが小さいなどの理由で、歯が並ぶスペースが足りないことで起こります。
1期治療で顎の発育を促す治療を行うことにより、叢生になりにくくなります。
上下の歯を合わせた時に、上下の前歯の間に隙間が開いている状態です。
隙間から空気が漏れて、発音が不明瞭になったり、食べ物が噛み切れなくなったりする問題が起こります。
指しゃぶりや口呼吸の癖、前歯の間から舌を出す癖などが影響します。
© 2025 高田歯科医院 矯正専門サイト All rights reserved.