過蓋咬合|奈良市の矯正歯科なら【高田歯科医院】

過蓋咬合

過蓋咬合とは何か


過蓋咬合(かがいこうごう)とは、上下の歯を噛み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を深く覆い隠してしまう噛み合わせの異常です。正常な範囲を超えて歯が重なり合っている状態で、「ディープバイト」とも呼ばれます。

過蓋咬合では、見た目に大きな影響は出にくいものの、下の前歯が上あごの粘膜に当たって傷つけたり、顎関節に負担をかけたりすることがあります。発音や咀嚼、歯の摩耗にも関係するため、放置せずに治療を検討することが大切です。

過蓋咬合

過蓋咬合になる原因


先天的な原因について

過蓋咬合は、骨格的な特徴が原因となるケースが多く見られます。たとえば、上あごと下あごの発育バランスが崩れ、上下の歯列の垂直的な距離が過度に近くなると、過蓋咬合になりやすくなります。

また、上下の前歯の傾斜や位置の異常も関与しており、歯の形や咬合面の関係によって深い噛み合わせが形成されることがあります。こうした先天的な要因は、成長とともに明らかになることが多く、早期のチェックが大切です。

後天的な原因について

日常の習慣や口腔内の環境も、過蓋咬合の一因となります。特に、長期間の指しゃぶりや舌の位置異常、歯ぎしり、頬杖といった習慣が、歯列の垂直的なバランスを乱すことがあります。

また、乳歯や永久歯の早期喪失、咀嚼の左右差、筋機能のアンバランスなども、咬み合わせに影響を及ぼします。噛み合わせが深くなると、自然な顎の動きが妨げられ、顎関節症のリスクが高まることもあるため注意が必要です。

過蓋咬合を治せる矯正方法


過蓋咬合の改善には、歯の位置や咬合の深さを調整する矯正治療が有効です。当院では、「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正(アソアライナー)」の2つの方法から、症状やライフスタイルに合わせた治療法をご提案しています。


ワイヤー矯正

ワイヤー矯正では、ブラケットとワイヤーを使用して歯を三次元的にコントロールし、咬み合わせの深さを調整していきます。咬合の高さを確保するために、必要に応じて奥歯の挺出(歯を引き上げる処置)や前歯の圧下(歯を押し下げる処置)を行うこともあります。治療期間は1年半〜3年が目安で、月1回程度の調整が必要です。


マウスピース矯正(アソアライナー)

アソアライナーは、透明で目立ちにくいマウスピースを用いて、計画的に歯を動かしていく矯正方法です。1日20時間以上の装着が推奨され、2週間〜1か月ごとの頻度でマウスピースを交換します。過蓋咬合の程度によっては、上下の歯にクリアランス(すき間)を確保するアタッチメントや、咬合挙上の設計を行うことがあります。治療の途中では、必要に応じて「リファインメント(治療計画の見直しと追加マウスピースの作製)」を実施します。

どちらの方法が適しているかは、歯や顎の状態、生活習慣などを踏まえた診断によって決定されます。当院では、精密な検査をもとに最適な治療プランをご案内いたします。

過蓋咬合でお悩みの方は、高田歯科医院までご相談ください。

当院の過蓋咬合の治療例

47歳女性


before

47歳女性前

after

47歳女性後
年齢/性別 47歳/女性
主訴 下の前歯がほとんど見えず、くいしばりがきつい
治療期間 3年
費用 1,053,600円

備考

上顎が前歯、臼歯ともに近心舌側傾斜(内側に傾斜)しているため、まず上顎の前歯、臼歯ともに外側に起こす。

その後下顎をレベリングから始めGEARに交換し歯列弓をゆったりとしたU字型にし上下前歯をアーチ内に並べていった。

具体的な治療方法


1,014形状記憶合金ワイヤーでレベリング

2、上顎をGEARに交換しトルクをかけながら歯列を外側に広げていく

3、下顎もレベリングから始めGEARに交換する

4、上下顎のアーチフォームを整え仕上げていく

47歳女性途中1
47歳女性途中2
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